君よ憤怒の河を渉れ [映画]
高倉健主演映画。
今では、中国で大ヒットした作品としても有名ですね。
文化大革命後の中国で、こういった娯楽作品自体、
凄く貴重な体験だったそうです。
検事の高倉健。
突然、伊佐山ひろ子に強盗、強姦の犯人として訴えられます。
そして、田中邦衛からも強盗で同じように訴えられる事に。
高倉が自分の家の家宅捜索に同行したら、バッチリと証拠が!
誰かにハメられたと気付いた高倉はトイレから逃走します。
情報を頼りに伊佐山ひろ子の実家に行ったら、
彼女は何者かに殺されていて、高倉にはその罪も
被せられる事になってしまいました。
しかしそこで、伊佐山と田中が夫婦だと判明します。
真実を明らかにするには田中を見つけて事情を
訊くしかないと思った高倉は、田中が潜伏していると
思われた北海道へと向かいます。
結局そこでは田中には会えず、熊に襲われていた
中野良子と出会い、恋仲に・・・。
中野の父親の大滝秀治の助けもあり、追っ手の警察から
逃れて東京に向かう為、セスナ機を運転して本州に向かいます。
そこで田中が精神病院に入院している事を知ります。
刑事の原田芳雄でさえ面会させて貰えない状況にありました。
そんな田中に会う為に、高倉自らが精神病院に
入院する作戦を決行します。
しかし、その病院の院長が悪者で、黒幕の西村晃の指示で
危険な向精神薬を患者に投与し、患者を廃人にしたり
死に追いやったりしていました。
高倉がハメられたのも、西村の策略で自殺に追い込まれた
人物の事件を洗い直していたのが、検事だった高倉だったからです。
結局、原田と共に巨悪をぶち殺して格好良く終わります。
長尺でしたが、中々見ごたえのある映画でした!