最愛の子 [映画]
【公式サイト】
ピーター・チャン監督作品という事で、
日本での上映館数は少なかったものの、
銀座で上映していたので観に行ってきました。
実話を基にした物語。
実話物という事も有り、微妙なエンディングです。
でも、強烈な印象を残す作品だと思いました。
ホアン・ボーには３歳の息子が居ました。
母親のハオ・レイとは離婚しましたが、
子供は母親にもよく会わせていました。
そんな時、突然息子が姿を消してしまいます。
彼は人身売買組織に誘拐されてしまったのです。
３年後、情報源を元に息子を見つけ出した２人。
何とか息子を救い出します。
しかし、３年経過した為、息子には実の両親の記憶が無く、
中々懐いてはくれませんでした。
子供を育てていたのはヴィッキー・チャオ。
彼女は農村の女を演じています。
彼女は不妊症の為に子供が産めませんでした。
亡くなった夫が連れてきた子供２人を育ててきました。
ホアンの息子だけではなく、身元不詳の幼い娘も居たのです。
その娘と暮らしたいヴィッキーでしたが、誘拐犯の妻だった
彼女がその資格を得るのは難しい上、中々息子に懐いて貰えない
ハオ・レイは、その娘も一緒に引き取ろう！と提案します。
といった具合に文章にすると結構複雑な事情が絡み合います。
キティ・チャンが綺麗でした！
トン・ダーウェイやチャン・イーも出演。
それにしても、昨今の中国における誘拐事件、
とりわけ児童の失踪事件の多さには胸が痛いですね。
