球界の野良犬 [本]
愛甲猛の自伝本。
暴露本的な要素が強いですね。
赤裸々に綴られているので評価は高いです。
出版当時は失踪騒動とかもあって怪しい雰囲気でしたが、
この本の記述の中では、小さなタレント事務所との
トラブルが原因で事が大きくなってしまったとの事。
奥さんは実際に警察に相談に行ってしまったそうですけどね。
家庭の複雑な事情や中学時代のシンナー体験、
暴走族との付き合い、横浜高校での思い出。
そしてプロ入り後のチームメイト達とのエピソードや、
首脳陣やフロントとの確執、大麻やドーピングなど、
彼やプロ野球に興味の有る方なら気軽に楽しめる内容です。
彼は超一流の選手では無かったけど、中々良い選手でしたし、
高校時代からのスターでもあったので、野球界との関わりが
全く無くなってしまったのは残念ですね。
自称野良犬だから仕方がないですけどね。
横浜高校時代の監督の渡辺氏とは疎遠になっているのかな?
在学中に荒れていた頃、監督の家に下宿までしていたようですが、
高校野球ビジネスの裏の部分まで知って嫌になってしまったのかも…。
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